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ネットで給湯器本体を購入|取付工事のみを業者に依頼する際の注意点

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ネットで給湯器本体を購入 取付工事のみを業者に依頼する際の注意点

石油給湯器の本体価格だけに限って言えば、色んな業者を見比べるよりも、インターネットで安く販売している店舗から購入した方が、ずっと安いということがあります。

そこで賢いユーザーの中には「ネットで本体だけを買って、取り付け作業を専門業者にお願いしよう」という考えをする人もいるのですが、これには幾つかの注意点があるんです。

もし何も知らずに思い立って行動を起こしてしまうと、大きく後悔してしまうことになるかもしれません。そうならないためにも、本記事では「ネットで給湯器本体を購入し、取付工事のみを業者に依頼する際の注意点」を紹介します。

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インターネットなら石油給湯器本体が安く買える

インターネットなら石油給湯器本体が安く買える

実はそんなに知られていないのですが、インターネットなら石油給湯器本体がかなり安く買えます

実際に給湯器のカタログと価格.comでも何でもいいので、興味のある人は比較してみてください。笑えるくらい大きな値引きをして販売されていることも珍しくありません。

上記画像は本記事を書いている現在、石油給湯器とだけ入れてGoogle検索をして出てきた価格.comの商品ページです。

真ん中の赤枠部分、ノーリツ製石油給湯器のOTQ-4705SAYが133000円で販売されていますよね。

ちなみに対象製品のメーカーカタログを見てみると、希望小売価格は357000円です。割引率にしたら60%ちょっとでしょうか。

給湯器本体からの割引率は交換業者によって差があるので、これを高いと安いとするかはその業者の裁量次第ですが、基本的には悪くない割引率だと思います。

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給湯器本体をインターネットで購入する際の注意点

給湯器本体の選定が難しい

給湯器本体の選定が難しい

給湯器の施工と似たような仕事(住宅設備関連)をしているという人を除き、給湯器の本体の型番やスペック表を見て、給湯器を選べるという一般ユーザーはほとんどいません。

例えば前項で軽くご紹介したOTQ-4705SAYという機種がどういう機種なのかを、しっかり理解できているでしょうか。この機種は、以下の特徴を持っています。

  • 石油給湯器
  • 燃焼能力4万キロ
  • オート(セミオート)タイプ
  • 据え置きタイプ
  • 屋外用

さすがにガス給湯器と石油給湯器を間違って購入するというユーザーはいませんが、「屋内設置の給湯器を使用しているのに、間違って屋外設置の給湯器を購入してしまった」というパターンは、レアケースながらも何度か耳にしたことがあります。

このように、ご自身の給湯器と似たタイプの給湯器本体を選定するというのは決して簡単なことではありません。同じ型式の給湯器が現行機種として活躍している場合を除き、後継機種を選定する場合は注意が必要です。

給湯器本体以外にも必要な部材がある

給湯器本体以外にも必要な部材がある

前項でも軽く触れましたが、給湯器の機種の中には非常に長い期間に渡って現役を担っている機種もあります。そのため、ユーザーによっては「新しく交換する機種が、今まで使用していたのとまったく同じ機種」というパターンもあります。これなら、選定機種に迷うことなく製品を選ぶことができるでしょう。

しかし注意してもらいたいのは、給湯器交換にあたって給湯器本体以外にも交換が必要な部材があるということです。例えばエコタイプの石油給湯器には操作リモコンが本体に同梱されておらず、操作リモコンは別売りとなっています。

そして、屋内設置機種の場合は排気筒の交換も必要ですが、この排気筒も別売りです。

ユーザーから「本体は用意したので、取付だけをお願いしたい」と言われれば、大抵の業者は本当に取付作業だけだと考えます。そんな状況で実際に取付作業を開始しようと思ったら、煙突もリモコンも無いという状況だとその日のうちに作業することが不可能になってしまうでしょう。

「本体だけを用意したから、それ以外をお願いしたい」という場合でも、本体にリモコンが同梱されているタイプがあったりするので、後々トラブルに発展する恐れがあります。施工業者に対して「〇〇は用意したけど、△△は用意していない」と、細部にわたって説明できない場合は注意が必要です。

給湯器交換業者の見積書の内容をそのまま用意する場合

ここまでの流れを考えると、賢いユーザーは「見積書を作成してもらって、そこに記載されている製品、部材を用意し、そのうえで取付工事だけを業者に依頼すればいいのでは?」と考えます。

この場合、とりあえず部材の間違いなどは無いと思いますが大きな落とし穴があります。それは「給湯器交換業者が見積書に計上している作業料の額面」です。事前に作成してもらった見積書は、あくまで「給湯器本体を業者側が用意することを前提に、計算された見積り書」となります。

つまりユーザーが「本体や部材費を用意したから、この見積書の作業料の金額で取り付けだけをお願いしたい」という希望は、業者によっては通りません

業者は「給湯器本体からもある程度の利益が見込めるから、この金額で取り付け作業を行う」という金額提示をしていることがほとんどなので、一部の内容が変わったらその見積書は意味を成さないと思ってください。

しかも業者によっては「給湯器の取り付け作業だけなら断る」という所もあります。大半の業者は作業料が高くなる前提で引き受けてくれると思いますが、本来の作業料と比べると倍くらいの金額になることも珍しくないので、その辺の事前確認は怠らないようにしましょう。

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インターネットで本体を購入する際は色んな面で手回しが必要!

インターネットで本体を購入する際は色んな面で手回しが必要!

インターネットでなぜ本体が安く購入できるかというと、機種の選定や取り付けのビジョンが無くても物だけ販売すればいいからです。

給湯器交換業者は、自分で作業する前提で「本体はこれ、部材はこれが必要で、作業料はこれくらい…」という見積書を作ります。その中にはその機種を選定した責任や、ある種の「目利き料」のような要素もあって、金額的には割高になっているケースが少なくありません。

ネットで本体を購入し、取り付けだけを業者に依頼するという行為は、その辺りを削って安くしようとしているわけですから、ユーザー自身に手間が降りかかってくるのは仕方ないとも言えます。

自分で給湯器本体をインターネットで用意する際は「機種選定/必要部材の用意/取り付け作業の交渉」には、くれぐれもご注意ください。

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